フィリピンの基本的な項目を知るのに、うってつけのサイトを見つけました。
それはなんと経済産業省です。諸々のデータが簡潔にまとめられているので、じっくり見てみましょう。
データから読みとくフィリピン
平成30年度国際ヘルスケア拠点構築促進事業(国際展開体制整備支援事業)
医療国際展開カントリーレポート
新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報
フィリピン編
すごく長々と仰々しいタイトルがつけれていますが、そんなことは一切無視して、必要なのはフィリピンの一般的な情報です。
これから株や不動産などの投資で、フィリピンのことを知りたい方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょう。
必要な部分だけを掲載していますが、全文を見たいかたは上記URLからご覧ください。
- 首都 マニラ
これは言わずもがなですね。フィリピンと言えば真っ先に思い浮かぶ都市の名前です。経済の発展地、日本でいう東京ですね。
発展しまくっていますが、世界的にみても車の渋滞が大問題になっているそうです。排気ガスも問題になっているようです。
- 言語 国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語
これは少し意外ですね。てっきりタガログ語かと思ったのですが、広義の意味ではタガログ語もフィリピノ語と呼ぶそうです。他にも80ほど言語があるようです。
また、フィリピンは英語も通じる国です。
日本の小中高生よりも、ずっと英語勉強に時間を割いているので、いたるところで英語の文字を見かけるはずです。
フィリピンは出稼ぎの国でもありますが、英語が使えるからというのが大きなアドバンテージなのかもしれません。
また、最近では、日本人が大人になってから欧米ではなく、フィリピンへ英語留学するケースもよくあります。
- レ ー ト 1 フィリピンペソ(PHP) = 2.1017円 (2019年03月27日時点)
フィリピンペソは日本円にするとおおよそ2円です。わかりやすいです。
10万円だと、約5万フィリピンペソ。
100万円だと、約50万フィリピンペソ。
ちなみに自分が始めた時よりも、少しだけペソ高円安になっています。
・主 な 宗 教 国民の83%がカトリック
その他のキリスト教が10%
イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)
フィリピンは、時代によって信仰されるメインの宗教はが変わっていきます。最初は、土着の信仰でしたが、イスラム教が伝来して隆盛を誇ります。
その後、スペインが侵攻してキリスト教が広く浸透していきました。
基本的には現代ではカトリックの人達が多いです。
追いやられたイスラム教徒は南部のミンダナオ島へ行き、今でもイスラム軍とフィリピン政府は争っています。以前、ニュースでも話題になりましたね。
- 政治体制 立憲共和制
日本と似ていますが、こちらは共和制です。
日本には天皇がいるので立憲君主制ですね。
フィリピンには天皇や王様と呼ばれる人はいません。そのためアメリカと同じようにトップは大統領と呼ばれています。現在はドゥテルテ大統領ですね。
- 政治的安定性
ベニグノ・アキノ大統領の任期満了に伴い、2016年6月、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が新たに就任した。
ドゥテルテ大統領は新政権発足後、就任演説で汚職撲滅、麻薬の取り締まり強化、各省庁の手続き簡素化、 方針の一貫性を宣言した。
高い人気を誇るドゥテルテ大統領、強硬手段も厭わないので犯罪者から恐れられています。常に暗殺の危険もある中、政治の最前線で戦っていますね。フィリピンに住んでいる人の話によると、ドゥテルテ大統領になってから役所などの手続きが非常にスムーズになったそうです。 - 治安情勢
外務省によると、ミンダナオ地域の一部地域については渡航中止勧告となっている。また、その他の地域は十分注意 となっている。 ミンダナオ地域では 、2001年以降、マレーシアを仲介役としてフィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)との和 平交渉が進められてきた。しかし、フィリピン政府とMILFの和平交渉に不満を抱く反政府武装勢力が、国軍や警察等 治安当局との衝突を繰り返しており、ミンダナオ地域の治安情勢については依然として予断を許さない状況にある。
これは宗教の部分でお話しましたね。
南部ミンダナオ島では2019年12月まで戒厳令が敷かれています。
ちなみにミンダナオ島はフィリピンで2番目に大きい島です。皆さんがよく食べているフィリピン産バナナはこのミンダナオ島原産、プランテーションで栽培されたものです。
このバナナにおいても、バナナ農家は多くの悩みを抱えています。
いかがでしたでしょうか?
現代のフィリピンってどんな国?というのも、このデータからも知ることができますね。
宗教、文化、国民性、それらが経済にどうかかわっていくのか。
引き続き経済産業省の資料を元にフィリピンという国を探っていくことにしましょう。
それではまた、次回!