フィリピンの財閥・経済、投資のメリット・デメリットなどを聞いてさっそくやることにした。
日本の一部の証券会社でも、フィリピン株を購入することはできるのだが、売買を行う時にまあまあの手数料をとられるとのことで、フィリピンの証券会社で口座開設をする、しかも全部サポートしてくれるとのことだった。
そうしてフィリピンの銀行にも口座を作り（もちろん銀行も財閥だ）、証券会社の口座を作った。当日には作れないから何日かたってからだったと思う。
日本国内の銀行からフィリピンの銀行にお金を送金する。本当に大丈夫なんだろうか？という疑念はあったが、ここで退いたところで、何もかわらないと思い、えいやっと送金ボタンを押したのだった。
そうしてお金の着金を確認して口座が開設された。
あとは何を買うか、だ。
最初にあったセミナーは、フィリピン株の紹介と口座開設が主な目的だった。
そして実際に口座を開設した人は、次のステージへ。株の買い方売り方、企業の情報、チャートの見方などを学ぶセミナーに参加するのだった。もちろんそのセミナーにもお金はかかる。まだまだ試練の時だった。
ここまで、書いていて思ったが、なぜ、講師をしてくれた人たちはわざわざ日本に来て、ここまでしてくれたかということだ。
要は、彼らは彼らで目的があって、日本人にフィリピンの証券会社の口座を開設してもらって、JAPANMONEYをフィリピンに送って、投資をして欲しいということなのだ。おそらく証券会社、財閥、国からの要請があったのではないかと邪推している。金は天下のまわりもの。循環して初めて経済が成長する。
フィリピンに住んでいる方に聞いてみると、普通に働いている現地のフィリピン人は生活するのに手いっぱいで投資をしていない人が多いのだそうだ。
そもそもフィリピン人の国民気質としては貯金という文化はあまりないそうだ。というか銀行口座すら持っていない人が多いらしい。
