成功している方々は口を揃えてこういいます。
「最高の投資は、本を読むことだ」
その通りだと自分も思います。
たった1,000円かそこらで、その人が何か月も、下手したら何年もかけて心血を注いだ情報を得られることが出来るからです。
たしかに、ネットの情報もたくさん良い情報はあるのですが、ごちゃごちゃしていてわからない、情報が多すぎて混乱してしまう、自分の好きな情報しか選ばなくて視野が狭くなる、ということがあります。
そして、価値ある情報は本の中にも隠されていることがあります。
自分はフィリピン株の投資を始める前から、本が好きでたくさん読んでいますが、投資を始めてから、経済に関しての本も読むようになりました。
そしてお金や投資に関する本も読みました。
と言っても、小難しいものではありません。
単純に面白そうだなと思った本を買ってきただけです。
自分は知っていても、案外、まわりの人は読んでいないということがあるので、 このブログでは、そんな面白いなと思った本や、自分の人生に影響を及ぼした本、珍しい本なども紹介したいと思います。
大富豪のアニキの教え
著者:兄貴(丸尾孝俊)
発売日: 2012年06月
著者/編集: 兄貴(丸尾孝俊)
出版社: ダイヤモンド社
発行形態: 単行本
ページ数: 432p
ISBNコード: 9784478016602
まず紹介するのは、この本です。
はい、めちゃくちゃ胡散臭いですね(笑)
でも、めちゃくちゃ面白いです。
この本は、2012年に刊行された本で、通称兄貴と呼ばれる人が書いた本です。
20代後半にインドネシアのバリ島に渡り、紆余曲折を経て、今はとんでもない大金持ちになっているという、実在する人間です。
2012年刊行当時の時点で、会社29、従業員5300名、自宅25件、800ヘクタールの土地を所有しているという、庶民からしたら何がなんだかわからないレベルですね。
実はこの兄貴、日本で映画になってもいます。しかも兄貴役が、あの堤真一さんです。予告と公式サイトを貼っておきますので、面白そうだと思ったら、レンタルやアマゾンプライムで視聴してみてはいかがでしょうか。
神様はバリにいる 公式サイト
http://www.kamibali.jp/
この兄貴、 言動はハチャメチャなように見えて、実は一つ一つの言葉は人生の本質を捉えていることがあります。 実に学ぶべき事がたくさん書いてあります。無駄に難解に書いている格言の本よりよっぽど頭に入ってきます。
当たり前のような事だけれど、意外と実践できていないということが書かれていてハッと気づかされるのです。
たとえばこんなセリフが本文の中にあります。
「大人がな、なんや、ただ『おとなしくしている』だけではな、ボカーンと大成功できるわけ、ないんやて。いっちゃんだって、わかるやろ?波風立てずにな、誰とも口論もせずにな、出る杭にもならずにな、変わり者でもなくな、普通に『おとなしく』していたら、いつのまにか、ビックリビビンバの大成功!みたいなことなったら、『そんなアホな!』やろ。そんなわけわからんことになっちゃったら、もう脳みそコッパみじんやで」
「あのな、いっちゃん。オレはな、失敗を止めてかからんのや。なぜかというたらな、致命傷ならん失敗なら、失敗したほうがええからなんや。つまり、失敗ウェルカムやな。『次これ、チャレンジしたろうかパーン、さぁ~、どんな失敗がまちかまえているんや』みたいな感じや。なぜかというたら、『失敗がなければ、成長もない』からや。それはもう、完~全に間違いないで」
「あのな…、人間が本当に成長するのはな…、実は、失敗したときだけなんやて」
「困っている人の手助けをしているとな…、自分が困っているときに手助けをしてもらえるんやて。せやろ。人は『鏡』のように、自分がやったことを、相手もしてくれるもんなんや。せやから、もし、オレになにかがあったら、『オレのことを完~全に守ってくれる』という自信があるよ」
この本の主人公いっちゃんは31歳の男性で、どこにでもいる普通のサラリーマンなのですが、自分の人生を変えたくて、一念発起して、バリ島の兄貴に会いに行く。
すると、誰がきてもウェルカム状態の兄貴が、このような感じで、彼独自の人生哲学が語られます。
この中でも、最も、自分に心が響いたのは下記の二つでした。
兄貴の教え:自分から会いに行く
「人と会いまくるんやて。仕事の打ち合わせがあったら、自分から相手の事務所に出向いて会いにいくんやて。会社でも内線なんか使わずに、自分の足で相手の席まで会いにいくんや。友人がカゼを引いたら『大丈夫』とメールするだけでなく、ボカ~ンとメロン買ってお見舞いにいくんやて。そしたら、相手だって、『大切にされているんだ』と感じるから、こちらのことも大切にしてくれるやろ。そうやって、『相手を自分ごとのように大切にする心(=つながり・ご縁・絆)』を育むことが肝要なんやな」
兄貴の教え:リミッターを外して、本気になる
「ようするにや…。実際に『リミッターが外れているヤツ』に会って、触れて、話すことで、リミッターが外れたヤツの影響を、フルラインナップで受けることができるねんて。リミッターが外れているヤツをお手本にしてな。そいつのように考え、そいつのように振る舞えばええんやて。そしたら、必ず、リミッターが外れていきよるから」
確かに!と深く頷きました。
この二つの教えがずっと、頭の中に残っていたので、ここ最近は、面白そうな人、お金持ちの成功者の人を見つけると自分から連絡をとり、会いに行くようにしました。
昔の自分からすると、怒られたどうしようとか、そんな人は会ってくれないなどとネガティブに考えていましたが、この本を読んでから思考がガラリと変わりました。
意外にも、そんな人達は連絡をとってみるとすんなり会えるのでした。
そうして出会った人達はやっぱり本物で、自分の知らない世界をたくさん知ることが出来ました。ここ最近、自分のリミッターが外れていくのがわかります。
ただ、兄貴の教えの一つだけ守れないものがありました。
それは、株は買わずに金を買え!というがありますが、それだけは、どうしても実践できないのでした。
なぜなら、自分はフィリピン株をした事によって、人生の風向きが変わってきたらです。
自己投資として「本」は最強のツールです。
自分の知らなかった知識を得ることによって、いざ勝負する際にカードが増えるからです。
そこに更に、兄貴の教えである「行動」をプラスしていけば、本の知識だけでなく、自身だけの経験も得ることができるので、もう最強ではないでしょうか。
これは個人的な実感ですが、成功者は「すぐ行動する」と言う事を常に心がけている気がします。
行動 → 失敗 → 修正 → 失敗 → 修正 → 成功
このプロセスを踏んだ人だけが、自分の未来を切り開くのではないでしょうか。もし、このブログを読んでいる方が、自分の進む方向を見失っているようでしたら、一度、この「兄貴」の本を読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみにこの兄貴、実際に会いに行くことが出来るそうです。
しかも旅行会社がツアーを組んで、会いにいけるみたいです。
なんなら、本を読まなくて、直接、兄貴のところに乗り込んで話を聞きにいった方が、大いにリミッターが外れることでしょう。