日本で財閥はと聞くと、三井・住友・三菱が有名ですね。
GHQに解体されたとは言え、今なお、大企業として各所に食い込んでいるビッグネームです。
(ちなみに日本では、2024年に一万円札が渋沢栄一になりますが、彼も渋沢財閥という財閥をもっていました)
フィリピンにも、もちろん財閥があります。
現在でも健在で、フィリピン経済の8割も牛耳っているのではないかとも言われています。
アヤラ財閥、ラモン・アン財閥、ラゾン財閥、ルシオ・タン財閥など、たくさんの財閥があります。
それらが、不動産、カジノ、金融業、食品、航空、酒造などありとあらゆる業種に広がっています。
そのため、株式を買うとしたら、だいたいどこかの財閥の株を買うことになります。
日本で株式上場している企業は、4000程度あるといわれていますが、フィリピンは300いかない程度の企業の中から選ぶことになります。
ぶっちゃけ、手堅いところに置いておけば勝てるんじゃないだろうかと思わないわけでもないですが、そこはちゃんと情報収集した方がいいです。
そしてフィリピンの経済は、出稼ぎによって支えられている側面もあります。
海外に出て働いてそのお金をフィリピンの家族に送る。これがGDPの約10%ほどにもなるそうです。10人に1人に計算ですね。
そんな人たちをOFW(オーバーシー・フィリピーノ・ワーカーズ)と呼ぶそうです。