行ったこともないのにフィリピン株買ってみたら世界が変わってきた

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一攫千金の野望 オカダマニラ

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 「右だ!」
 「左よ!」

 と聞いてピンと来る人は、同年代かもしれません。

 自分が大学生だった当時、北斗の拳という漫画を元にしたスロットが大流行していた。たしか初代の機種だ。
 上記のセリフはそのスロット台の演出のもので、皆ふざけてBGMとセットでモノマネしていた。それくらい流行っていた。
 
 友人のすごいヤツはスロットで月10万とかコンスタントに稼いでいたり、学費をそれで稼いだりしている猛者がいたりしたのだが、そんなのはごく一部の人間で大多数はギャンブルにお布施に行っているようなものだった。
 自分はと言うと、一回、二回試してみてすぐに飽きてしまった。
 向いていないと思ったのだ。何より煙草と音にどうしても馴染めず、まったくハマらなかった。

 とにかく暇を持て余している男子大学生が外でやることといえば、パチンコ、スロット、麻雀、カラオケ、ダーツ、ビリヤード、ボウリングのどれかだ。
 ここにカジノという選択肢はもちろんない。



 アルゼという会社をご存知だろうか。自分はプレイステーション2ソフト「シャドウハーツ」というゲームをやっていたので、そちらで聞いたことがあるぐらいの名前だったのだが、どちらかというと 本業は大手パチスロメーカーだ。
 今ではユニバーサルエンターテインメントという社名に変更している。

 この会社を創業した人物は「岡田 和生」。
 一代で巨万の富を得た傑物だ。鷲頭巌ではない。

 日本で2016年にカジノ法案が可決され、あと5年ほどで日本にもカジノができる予定だが、彼はフィリピンでなんと先にカジノを作ってしまったのだ。
数千億円もの大金をつぎこんで。

 その名を「オカダマニラ」

 まんまである。

 その彼は、逮捕状が出たり、妻・息子・娘の3点セットに造反されて会社を追い出されたり、株主総会で現在でも騒動を起こしているそうだが、今はそれは置いておこう。
 
 問題はオカダマニラである。

 このオカダマニラ、株式としては上場していなかった企業である。

 日本では違法になるのだが、株式には裏口上場という裏技がある。
 バックドアリスティングとも言われるが、要は、上場しているが大して動いていない弱小企業を買収してそれを使って上場するという荒業だ。
 それをすると一気に株価が跳ね上がる場合がある。

 以前の記事にも書いたブルームも裏口上場した口で、一気に十数倍に跳ね上がったと聞いている。

 このオカダマニラが買収するのはどの銘柄だ!
絶対に当てて金持ちになってやる!というのが、当時のフィリピン株の最大のやる気の源だったかもしれない。
 一万円でもつっこんで当たれば万々歳!万馬券買うよりも簡単!と思っていた。
 そんなノリで色々と英語のサイトを翻訳したりして、日々情報収集をしていたのだった。

 最終的に、今現在、どうなったかというと、 オカダマニラの会社は、アジアベスト・グループ (ABG)という銘柄を使って、オカダマニラは裏口上場を果たしたのだった。
 そのABGの株価はこちらです。


 ・・・えーっと、うん。まぁ、落ち着こう。そんなこともあるさ。

 最近は色々、怪しい噂も流れてきて、上がるのか下がるのかわからなくなっており、一攫千金は怪しくなってきたが、自分は宝くじ気分で、いまだにこのABGの株をいくつか持っている。
 もちろん、全額というわけではなく、なくなってもいい額をだ。
 当たればラッキーぐらいの感覚だ。
 これから先、どんな動きになるにせよ、自分にとっても、オカダマニラはフィリピンのエンターテイメントなのだ。

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